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はじめに
大学内の廃液タンクをトラックに積み込む作業を自動化するため、東北大の同じく過去EWP参加のLIFTさんと協力してプロジェクトを進めています。この記事では、プロジェクトの背景と目的、解決策としてのLIFTのメリット、検証結果、今後の展望について説明します。
現状の問題点
現在、廃液タンクの積み込みは、週に一度、大学内にある廃液倉庫からタンクを回収する業者が来る際に、学生が手伝う形で行われています。この作業には20人ほどが参加し、15分ほどかかります。しかし、この手作業には以下のような問題点があります。
- 作業が繰り返されるため、手間と時間がかかる。
- 作業に多くの人数を必要とし、人件費がかかる。
- 作業中の事故や怪我のリスクがある。
これらの問題点を解決するため、自動化が必要とされました。
解決策としてのLIFT
そこで提案されたのが、東北大の同じく過去EWP参加のLIFTを使用した自動化です。LIFTは、ロープ上を自走する輸送機を用いて物資輸送するシステムで、大学内の物資輸送にも使用されています。
LIFTを使用することで、以下のようなメリットが期待されます。
- 手作業による作業負荷が減り、労働環境の改善ができる。
- 人件費が削減できる。
- 事故や怪我のリスクが減り、安全性が向上する。
検証中
現在、東北大の環境センターからテスト用のタンクを借りて、LIFTでタンクを運べるか検証しています。タンクをLIFTに取り付け、ロープに引っ掛けることで、自動的に移動することができるか検証中です。
検証結果は、以下のようになることが期待されます。
- LIFTによるタンクの運搬が可能である。
- タンクの自動運搬により、人件費が削減できる。
- 作業時間の短縮が期待される。
なお、現在はテスト用のタンクを使用しての検証を行っており、実際に廃液タンクをLIFTで運搬する際には、様々な条件を考慮する必要があります。例えば、タンクのサイズや重量、トラックの高さや位置など、現場での状況に合わせた設定が必要となります。
今後の展望
今後、LIFTを使用して廃液タンクの自動運搬を実現することで、以下のような効果が期待されます。
- 手作業による作業負荷の軽減、人件費の削減、作業時間の短縮。
- 事故や怪我のリスクの減少、安全性の向上。
- LIFTを活用した、よりスマートで持続可能な大学運営の実現。
また、今回のプロジェクトでは、廃液タンクの運搬を自動化することを目的としていますが、同様のアイデアを応用すれば、大学内の物資輸送の自動化や、その他の業務にも応用することができます。
結論
東北大の同じく過去EWP参加のLIFTさんと協力して、廃液タンクの自動運搬を実現するプロジェクトを進めています。LIFTを使用することで、手作業による作業負荷の軽減や人件費の削減、作業時間の短縮、安全性の向上が期待されます。今後は、検証結果を踏まえ、より実用的なシステムの実現を目指します。