カラム精製の自動化に挑戦!ロボットアームによる実験自動化プロジェクト

私たちのプロジェクトは、化学研究をより効率的にするために、カラム精製の自動化装置の開発を目指しています。この自動化装置は、大規模な化合物合成に必要な工程の一つであり、手作業による作業では時間がかかり、研究者の負担も大きいという問題があります。

自動化されたカラム精製装置は、以下のような特徴を持っています。

・カラム管のコックの開閉、三角フラスコの入れ替え、TLCプレートに少量のサンプルを垂らす作業が自動で行われるため、作業効率が飛躍的に向上します。 ・画像認識ライブラリーを使用して、溶液の容量を制御することができるため、作業精度も向上します。 ・マイクロシリンジを使用して少量の試薬を自動的に量り取ることができるため、作業の標準化が可能です。

私たちのプロジェクトでは、ロボットハンドとシリンジエンドをロボットアームに実装し、arduinoで制御することで、カラム精製の自動化を行います。また、シリアル通信を使用して、ロボットアームをPythonで制御することもできます。さらに、3Dプリンターを使用して、様々なサイズのシリンジに対応できるようにパーツを作成します。

このプロジェクトにより、化学研究者は手作業に費やす時間を短縮し、作業の精度と標準化を向上させることができます。また、自動化装置の開発により、化学研究に関する知見の共有や、研究者の負担軽減につながることが期待されます。

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