芳香族性(後で追記予定)

有機

芳香族とは

π電子が4n+2個存在する環状アルカン。電子が4n+2個の時、安定な構造をとります。逆に4n個の場合は、反芳香族でかなり不安定な構造になります。それ以外は、非芳香族で特に安定でも不安定でもないです。なぜこのようになるかは「非局在化」でググりましょう。

 

例題

1(a-9)

π電子は全部で二個なので4n+2を満たすので、芳香族性

2

酸素の二重結合が含まれる場合は、電子が移動してO-になります。1と同じ構造になるのでπ電子は全部で2個、芳香族性

3

π電子は、4個なので、反芳香族性

4

π電子は5個なので、非芳香族性

5

π電子は、5+1個で、芳香族性

6

π電子が6個、芳香族性

7

π電子が6個と思いきや、違います。平面構造をとっている分子に対して垂直に出ているπ電子の数を数えます。すると酸素の非共有電子対をカウントできるので酸素一個に対して2個の電子です。4+2*2=8個のπ電子で反芳香族性です。

8

酸素の二重結合が含まれるので、カチオン1分子と同じ構造。π電子は6個、芳香族性

9

π電子が8個なので、反芳香族性と思いきや実は例外です。反芳香族性の条件には、π電子が4n個で平面の構造の分子というのがあります。この分子は、平面構造ではないので、非芳香族になります。まさに所見殺し。

10

酸素のπ電子もカウントして10個、芳香族性

11

10個、芳香族性

12

頂点18個のベンゼン環的な奴

芳香族性

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