有機記事一覧

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グリニャール反応

グリニャール反応 増炭反応で大事です。 例題 1 代表的なグリニャール反応です。カルボニル基に炭素が付加されます。(a-12-2) 2 炭素を一つ増やすことができます。グリニャール反応はケトン基と反応を行いますが、二酸化炭素でも反応を進める...
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フリーデルクラフツアシル化

フリーデルクラフツアシル化 アシル基RCO-がベンゼン環に結合し、ケトンが生成する反応をアシル化といいます。この反応には、塩化アルミニウムなどのLewis酸による触媒が必要です。 例題 1 フリーデルクラフツアシル化は、このような反応機構で...
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アルデヒドの生成

アルデヒドの生成 アルデヒドは酸化をさらに受けやすいので、第1級アルコールをアルデヒドに変換するのは難しい反応です。この反応を行うための試薬の一つにPCC(クロロクロム酸ピリジウム)があります。 例題 1 第一級アルコールにしか使用できませ...
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芳香族性(後で追記予定)

芳香族とは π電子が4n+2個存在する環状アルカン。電子が4n+2個の時、安定な構造をとります。逆に4n個の場合は、反芳香族でかなり不安定な構造になります。それ以外は、非芳香族で特に安定でも不安定でもないです。なぜこのようになるかは「非局在...
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アルキンの付加反応

アルケンへの還元 アルキンを二重結合の段階まで還元すると、cisあるいはtrans体が生成します。この選択制は、還元試薬によって決まります。たとえば、Lindlar触媒と呼ばれる、特殊なパラジウム触媒を使用するとcis体が生成します。 アル...
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安定性

超共役 超共役による安定化のためにカルボカチオンの安定性は以下のようになります。 メチル基が多くついているほど安定になります。では、なぜメチル基がたくさんついていると安定なのでしょうか。 炭素がカチオンになると以下のような構造になります。 ...
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シン付加・アンチ付加

シン付加 付加反応をしたときに付加したものが同じ側につく反応。シス体を生成する反応。 シン付加試薬 KMnO4,OSO4,THF,H2Sなどの試薬 アンチ付加 付加反応をしたときに付加したものが反対側につく反応。トランス体を生成する反応。 ...
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オゾン分解

オゾン分解 オゾン分解は、オゾンが二重結合に付加してオゾニドが生成する一段階目の反応と、オゾニドが加水分解される二段階の反応で進む。 反応剤 加水分解を行う際に、水と還元剤として亜鉛が用いられる。最後にアルデヒドとケトンが生成する。アルデヒ...
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イオン化傾向

イオンへのなりやすさ リッチに貸そうかな、まあ、あてにすんな、酷すぎる借金で覚えよう Li<Ni<K<Ca<Na<Mg<Al<Zn<Fe<Sn<Pb<H2<Cu<Hg<Ag<Pt<Au 例題 1 イオン化傾向によって、水素よりもナトリウムの...
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SN・E反応

SN反応 置換反応のこと SN1反応 一分子で進む反応、二段階で進みます。(1系) SN1の進みやすさは置換基が抜けた後の化合物の安定性によって決まります。 SN2反応 二分子で進む反応、一段階で進みます。(1系) E反応 脱離反応、二重結...